アート作品紹介[Day Mapping]
Day Mappin
文化館でリサーチ
作品の原点は、沖縄海洋文化館でのリサーチ課題でした。
自分が気になった資料は、海図の原点と言われているスティックチャートでした。
自分が気になった資料は、海図の原点と言われているスティックチャートでした。
スティックチャートとは紙や印刷技術がなかったため、身近にある貝、ヤシの葉柄を使用しています。
貝は島の位置、ヤシの葉柄(細い棒)は、長、短、曲により、島々の方向、海流・うねりの影響等を表しています。海圖アーカイブ 参照
シンプルな構造だが考えられて作られていて、600海里(約1,110km)もの航海にも使われていた歴史があります。
が、この海図は製作者によって枝や貝殻の意味や解釈が異なるようで、完璧に理解できるのは製作者一人という
マイノリティーなチャートという仕様だったそうな(笑)
リサーチから発展
今回リサーチしたことを全て自分の日常へ発展させました。
- 海図→マップ→行動範囲→目的地
- 航海→移動→動向→移動中の道のり
- 貝殻→目的地のシンボル化
- 製作者のみ理解→変形させ形状を曖昧に
目的地
目的地は日常である[自宅][学校][バイト先]の3点。
移動中の道のり
道のりはマラソンのアプリを使い
自宅→学校→バイト先→自宅
の道のりを記録。
シンボル化
このシンボル化の説明前に発展の思考中に草鞋を履き替えるイメージが出てきて
靴を履き替えるときに使う靴べらの形状を模すことにしました。
また、目的地別に靴べらの形状を替えて、どんな草鞋に履き替えているのか表現する
という前提が出てきました。それを踏まえまして
- 自宅→1日のスタートでありゴール地点→シンプル靴べら
- 学校→文房具→定規
- バイト先→レストラン→飲食→スプーン
形状を曖昧に
道のりの所々に可動点を作る。
また、この形状を曖昧にする意味は毎日同じ道を使わない点にあります。
記録に取った道のりは最短距離であり、毎日この道を使ってるかと言われれば
NOで気分や信号、混み具合でも少し道を変えてな、と思い曖昧にする
という意味合いより、日々変化することに重きが出たように思えます。
DayMapping | Test Pairs
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